第7回 コミュニケーションの種類(経営層から社員へ)
企業は人 〜人が能力を発揮してこそ企業は成長する〜
ここからはコミュニケーションの種類について考えてみたいと思います。
- 上意下達、ボトムアップなどの垂直的コミュニケーション
- 同じ部門や階層、チーム内の情報共有や連携の水平的コミュニケーション
- 異なる部門や階層を横断した情報交換の斜めのコミュニケーション
とあるそうですが、ここではこのようなコミュニケーションの「キモ」について考えてみたいと思います。
垂直的コミュニケーション(経営者のひととなり)
Wikipediaによると上意下達とは「組織や団体において、上位・上層の命令や言辞を下位・下層へと伝えて、意思の疎通を図る方法」と書いてあります。
要は会社の中で経営層から会社の方針や戦略について社員に伝えることです。
これってかなり重要ですよね。社長や経営層が考える会社の将来、方向性、ビジョンが明確でないと、社員はどこに向かっているのかわからなく、迷子になります。
社長は会社を拡大成長させていこうとしているのか、それとも現状維持をしながら別の業界に打って出ようとしているのか、こんな基本的なことを社員が知らないなんてことはあってはいけないと思います。
もし仮に、拡大成長路線を考えているとします。としたら来期の売り上げは◯億円を目指そう!の意味が理解できます。そのために、それぞれの部門や社員にどんな期待をしているか、そういうことをきちんと説明すれば、社員もその意義を理解し、会社が一丸となって前に進むことができると思うのです。
これを伝える機会はありますか?
年に何回くらいありますか?
社長の言葉が社員全員に本当に伝わっていますか?
きちんと社員に理解してもらうには13回以上言わなければならない、と聞いたことがあります。13回も言っていると、耳にタコですが、そのうち浸透するということです。
実際13回言う必要があるかは別議論として、何度も伝える、いろんな角度で話をするということは必要だと思います。
それでも、普段会社にいないでゴルフばかりしている社長から言われてもなぁ、ということも考えられます。(汗)
社長のやっていること、考えていることを知ってもらい、「人となり」まで理解してもらっていれば、同じ言葉でも伝わりやすくなると思うのです。
これがコミュニケーションの基盤だと思います。ここが足りてないことはよくあるのではないでしょうか。
伝える機会とコミュニケーション基盤。この二つを準備することが重要だと考えています。

水平的コミュニケーション(話やすい環境づくりは雑談から)
次に、同じ部門や階層、チーム内の情報共有や連携の水平的コミュニケーションについて考えてみたいと思います。
これはいわゆる業務に直結するコミュニケーションです。
作業の締め切りや納期、クライアントとの打ち合わせ日程など、共有すべきことは山ほどありますよね。他にも若手社員へのアドバイス、技術の継承なども必要なコミュニケーションだと思います。
充分ではないにしても、ある程度はデジタルツールでも可能だと思います。しかし、充分で濃いコミュニケーションは顔を合わせ、相手の表情を見ながら会話をすることで可能になるものだと思います。
メラビアンの法則というものをご存知でしょうか。
コミュニケーションにおいては言語(内容や言葉の意味)以上に視覚から得られる表情、視線、しぐさ、そして聴覚で感じる声のトーンや速さ、大きさが重要だという理論です。
視覚や聴覚から相手の気持ちを察したり、あるいはこちらの意図を相手に伝えるのには、これら非言語の影響が大きいということなのです。
じっと目を見ながら話をする(聞く)、声の強弱でポイントになる部分を強調するなどこれら非言語のコミュニケーションが本当に相手に伝わるコミュニケーションを生み出すのだと思います。
これを元に考えると、デジタルツールでできることはかなり少ないのだということが理解できると思います。
それではどうやってデジタルツール以外の非言語コミュニケーションを増やすことに繋げるのか、という課題にぶち当たることになりますね。
