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D1K creative tips #2|電子書籍って、どう使える?

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書籍もデジタル版が販売されていて「電子書籍」に馴染みがあるものの、ビジネスシーンにおいての活用方法がわからないというお客様がいらっしゃいます。色々と便利そうで、ハードルがある「電子書籍」。

そこで、「電子書籍」について調べてみました。

「電子書籍」のビジネスシーンでの価値を考える

多くの方が思いつく電子書籍のメリットは、「かさばらない」「どこでも読める」といった「携帯性」にあると思います。スマホなどに小説を入れて、移動の時間に手軽に読むなんてことが多いのではないでしょうか?

また、デジタルデータのため、「ページにWEBや電話のリンクが設定できる」「製本などがないため、ページの規制がほぼない」という「拡張性」も大きな魅力になると思います。

ビジネスシーンにおいても、会社案内や製品カタログなどを持ち運ぶ必要もなく、電子書籍の製品ページから注文のサイトへ簡単な遷移ができるなど、普段の業務負担を軽減することが期待できるものです。

既存の紙媒体を単純に電子化すれば、満足なのか……な?

「電子書籍化」の真の目的って?

紙媒体の電子化として、最初に思いつく手段は「PDF」になると思います。もちろんこれも立派な「電子化」ですが、はたしてこれが十分と言えるのでしょうか?

単純な「紙の電子化」は、携帯性の緩和や、印刷費用の削減を重視したことであり、届ける相手に紙媒体の時以上のものを提供できるかといえば、むしろ「紙の手触り」「めくる楽しさ」を排除した形になってしまうのかもしれません……。

「電子書籍化」による独自の機能を活用して、紙媒体以上の情報や利便性を届けていくことが大切であると考えます。

手軽になる一方で、紙媒体のように、「商談相手に直接渡すもの」がなくなってしまうことを心配される方もいるかもしれませんが、これまで紙の書籍に充てていた印刷・製本の費用を活用して、新たな販促ツールを考える、といったことで解決することが可能になります。

「電子化」をすることだけでなく、そこから発生する新しいコミュニケーションの形を想像して、「電子書籍」を最大利用する方法を考えることがポイントになります。

単純な「電子化」ではなくて、その先を考えないといけないんです

「電子書籍」への道しるべって?

「電子書籍」変換には、専用のサービスを利用したり、業者に依頼するなどの手段があります。費用もそれぞれのサービスによって異なりますが、

  • 実際の見え方
  • 専用アプリでしか見れないのか?
  • ブラウザで見れるのか?
  • PDFなどのデータとしてダウンロードできるのか?
  • 閲覧制限をかけられるのか?
  • 動画は埋め込めるのか?
  • 電話や地図、索引などの付加機能は、どの程度なのか? ・変換までの時間

など、電子書籍化した際に、「どう使って欲しいか」を判断基準として、利用するサービスを検討・相談してみると良いかもしれません。

ユーザビリティを考えた、電子書籍化が必要ですね

「電子書籍」を広める全国組織も。

こうした電子書籍化への波は、全国でも広がりを見せています。全国29都道府県の印刷・制作会社が加盟した「ジャパンイーブックス(https://www.japan-ebooks.jp/)」は、自治体や学校・病院などの公的機関が発信する情報を、多くの方に届けるために電子書籍化を推進し、新たな課題解決のパートナーとして活動しています。今では、延べ870を超える自治体・公的機関で採用され、11万冊以上の暮らしに欠かせない広報紙が電子化されています。お近くの「ジャパンイーブックス」加盟企業にお気軽にご相談してみるのも、ひとつの手段になります。

いかがでしょうか?

  • 電子書籍化のメリット(付加価値)を知っておく。
  • 届ける相手の使いやすさを考えた電子化をする。
  • 電子書籍から派生する、その次のマーケティングも視野にいれる

といったことを考えていただければ、「これならPDFでよかったじゃん」といった、ミスマッチを防ぐこともできますし、使う側・届ける側が、ともに紙媒体より有用になることもできると思います。

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